大学と専門学校の就職先や実習、病院・クリニックなどの仕事内容、求められる人材について

 

専門学校での実習について

 

これから臨床検査技師を目指すという方のために仕事内容や学校での様子、就職先など大まかに説明したいと思います。

 

まず、臨床検査技師を目指すにあたり大学や専門学校などに進学します。専門学校では、1年目は数学や物理、検査の基本など基礎的な事を学び、学校内で試薬調整などの実験などを行います。

 

また器具の使用方法や正しい測定方法などを学んでいきます。

 

2学年になると専門的なことを学ぶようになり、血液や尿など実際のサンプルを使用して実習を行っています。

 

学校内の実習は、病院などの現場で役立つ内容の実習を行うようになりますが、検査機器が故障した時も手動で行えるように検査方法は全て基本にそって行います。

 

3学年になると病院で臨床実習を行うようになります。

 

ほとんどの病院での検査は自動化され採取された血液や尿などのサンプルは検査機器を使用して検査を行っています。

 

学生の方も実際に器械を使用して検査を行うことがありますが、校内実習で行ったように手動で行う場合もあります。

 

検査部門は血液検査や尿検査、生理機能検査など各部門に分かれていますが、それぞれの部署を約1ヶ月間かけて実習を行います。

 

 

大学卒業生と専門学校卒業生では就職先の傾向に違いが見られます。

 

臨床検査技師は大学に進学しても専門学校でも、資格を取得すれば学歴の有無は関係なく皆、平等に働いています。

 

大学を卒業した方は製薬会社など企業に就職する方が多い傾向にあるように感じますが、病院などに就職する方もいます。

 

専門学校を卒業した方の場合は病院や健診センター、クリニック、治験関連施設など幅広い分野で活躍しています。

 

 

病院で働くと、幅広い知識が身につき役立つ。

 

病院に就職すると幅広い知識や病気の症例などが身につき将来、他の施設に就職した時に役立ちます。

 

病院は血液部門や一般検査(尿検査など)、心電図や超音波検査を行う生理機能検査部、病理部など細かく分かれています。

 

病院に就職する場合、希望する部門に配属される確率は低いですが、就職して仕事に慣れてきたら部署異動を希望することも可能です。

 

病院の規模にもよりますが、大学病院や総合病院など大規模な病院ほど、勤務部署が固定される傾向にあります。小規模な病院ではローテーションを組んで各検査部署を経験することができます。

 

 

クリニックの場合、検査技師が一人だと知識・技術不足を思い知ることになるでしょう。

 

クリニックは幅広い検査知識や検査技術が必要となり、自分一人で仕事を進めなけれならないことがあります。

 

そのため、指導者のいないクリニックで検査技師として勤務すると知識不足や技術不足を痛感させられることがあります。

 

クリニックで就職を希望する場合は、クリニックの規模や検査技師の人員数、勤務経験などを考慮して就職することをお勧めします。

 

 

健診センターだと、比較的仕事に早く慣れることができます。

 

健診センターは健常者を対象に定期的に健康診断を行う施設のため、病気など症例を見かけることは少ないと言えます。

 

仕事は超音波検査以外はローテーションで行うことが多いですが、検査技師も多く勤務するため新卒で健診センターに入職しても他の検査技師の方がサポートしてくれます。
実施する検査内容も基本的なことが多いため、仕事に早く慣れることができます。

 

 

働く場所によって、求められるものが違う場合があるのが検査技師の仕事。

 

治験施設は検査を行うより書類を作成したり治験実施計画書に沿って治験が進められているかなど確認作業が多くなります。また製薬会社や医師、患者様とのコミュニケーションが必要になります。

 

検査技師は働く部署によって求められる人材も異なります。生理機能検査や治験関連施設は患者様や医師と関わることが多いためコミュニケーション能力に優れた方や人と接するのが苦痛でない、または好きという方に向いていると言えます。

 

検体検査は人と関わることは少ないですが、検査結果の報告や異常値の報告など社会人として必要最低限のコミュニケーション能力は必要です。

 

(管理人からコメント)
これから臨床検査技師になりたい人のために、ご経験からの専門学校や大学、就職先などの説明ありがとうございました。
臨床検査技師というと、黙々と検査をし続けるのが仕事というイメージがあるかもしれませんが、基本的なコミュニケーションを行う能力は必要ということですね。
国家試験に合格した後、働き出してからも、臨床検査技師は、日々学び、研鑽を続け、知識を増やし技術など自分の能力を高めていくことが大事なようです。
自分が、臨床検査技師として、どういう働き方をしたいかで、就職先の希望は変わってくるのでしょう。
進学先、就職先を決めるときに、このページの情報が少しでも役立てれば幸いです。

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