やはり手先は器用なほうがいい

手先が器用でも不器用でもいいかというと、やはり器用なほうがいいでしょう。

 

不器用では、ダメだと思います。

 

頻繁に間違いをしてしまうようでは、いけないということですね。

 

正確に、きっちり、手早くできるよう、テキパキと仕事ができる器用さがあったほうがいいでしょう。

 

臨床検査技師として、手先の器用さが活かせる仕事というのは、まだいくらでもあります。

 

たとえば体外受精では、卵子の中に精子を入れていくというのがあります。

 

この仕事は、最初は臨床検査技師がやっていました。

 

今は、胚培養士(エンブリオロジスト)というのができましたね。

 

臨床検査技師が胚培養士になっているというケースもあります。

 

この体外受精の仕事は、器用でないとできないでしょう。技術を磨く必要があるということでしょう。

 

顕微鏡を見ながら精子をつかまえて入れたりとか、そういう仕事は機械では、まだまだ無理なことであると思います。

 

病理では、切り出した組織を薄く切った、切標薄本というのを作ります。薄切(はくせつ)というのは、字の通り薄く切ることです。通常1〜3μm(ミクロン)ぐらいという単位ですね。

 

ミクロトームという機械で、よく切れるナイフの役割をするものがあります。

 

そのミクロトームを用いて、薄く切るわけですが、今でも、おそらく手作業なのではないでしょうか。

 

切標薄本は、できるだけ薄く切らなければいけません。

 

手術中の切片なんかは、凍結切片といって、凍らして薄く切るわけなんですが、そういった作業も器用でないといけないかなと思います。

 

こういう感じで、臨床検査技師の仕事の中でも、まだまだ手でする作業というのはあります。

 

職人技みたいなのができる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

こういった仕事を学校でするということもありますが、学校ではできないようなこともありますよね。

 

体外受精なんかは学校ではできないこととなります。現場でないとできないことです。

 

「凍結切片」というのも学校ではできないことでしょう。手術中の組織が学校にはありませんよね。

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